IEC 63569 国際標準化への参画
高位統合システムの検証技術について、日本の試験・計測分野で培われた知見を国際的な共通基盤へつなげました。
SDK STANDARDIZATION
三協電精は、自動試験・計測システムの実務経験と国際標準化活動を通じて、 既存の試験資産を次世代へつなぐ仕組みづくりを支援します。
高度化する試験・計測システムには、個々の機器性能だけでなく、システム全体を共通の考え方で検証する仕組みが必要です。三協電精は、ATE分野で培った知識と現場経験を国際的な共通基盤へつなぐ活動に取り組んできました。
高位統合システムの検証技術について、日本の試験・計測分野で培われた知見を国際的な共通基盤へつなげました。
令和3年度から令和5年度まで、システム検証技術に関するIEC国際標準化事業に取り組みました。
国際標準化活動への継続的な取り組みが評価され、IEC活動推進会議(IEC-APC)議長賞を受賞しました。
令和8年度 産業標準化事業表彰 (経済産業省)
ATE・システム検証技術に関する知見を生かした取り組みと、継続的な国際標準化活動が評価され、組織部門で受賞いたしました。長年にわたりご支援、ご協力を賜りました皆様に、心より感謝申し上げます。
受賞のご報告と御礼を見る
標準化は、技術を縛るためのものではありません。
優れた技術や試験資産を、メーカーや世代を越えて、より広く、より長く活用するための「共通言語」です。
IEC 63569は、生産試験プログラム開発のための「高位テスト記述表」を扱う国際規格プロジェクトです。試験の目的・条件・判定基準を、特定の試験装置やプログラミング言語に依存しにくい形で整理し、開発・移行・再利用へつなげることを目指しています。
High-level test description table for development of production test programs設計者や製品担当者が持つ試験要求を整理します。
「何を、どの条件で、どう判定するか」を共通の形式で記述することで、試験要求と実装をつなぎます。
要求内容を基に、それぞれの試験環境へ展開します。
プログラムの中に埋もれやすい試験目的や判定基準を、関係者が確認しやすい形に整理します。
装置更新やメーカー変更の際に、既存の試験要求と技術資産を引き継ぎやすくします。
設計、製造、品質保証、試験システム開発の間で、試験内容を共有する共通言語になります。
高度化・複雑化する試験・計測システムでは、単に高性能な装置を導入するだけでは、長期間にわたって安定して運用することはできません。
仕様の解釈が担当者によって異なる、既存の試験資産を新しい装置へ移行できない、メーカーや世代の違いによってシステム同士を連携できない——。こうした課題を減らすために重要となるのが「標準化」です。
三協電精株式会社(SDK)は、自動試験・計測システムの設計・開発・インテグレーションで培った経験をもとに、試験技術を将来へつなぐための標準化活動に取り組んでいます。
標準化とは、すべてを同じ方法に統一することではありません。
用語、要求事項、データ、インターフェース、検証方法などに共通の考え方を設け、異なる組織や技術者、装置メーカーの間でも、正確に情報を共有できるようにすることです。
共通の基盤を整えることで、次のような効果が期待できます。
設計・試験品質のばらつきを抑える特定の担当者やメーカーへの依存を軽減する既存の試験プログラムや技術資産を再利用しやすくする装置更新時の移行負担とリスクを抑える長期間使用されるシステムの保守性を高める国内外の関係者との技術的な意思疎通を円滑にする標準化は、技術の自由度を失わせるものではなく、優れた技術をより広く、長く活用するための共通言語です。
SDKは、令和3年度から令和5年度まで、経済産業省の委託プロジェクトとして「システム検証技術(高位統合システム検証技術)に関するIEC国際標準化」に取り組みました。
複数の機器やソフトウェアによって構成される高度なシステムでは、個々の機器だけでなく、システム全体として要求された機能や性能を満たしているかを確認する視点が必要です。
SDKは、自動試験装置(ATE)や計測システムに関する実務経験を生かし、日本の技術や知見を国際的な共通基盤へつなげる活動に携わってきました。
※本プロジェクトの実施期間:令和3年度~令和5年度
SDKは、ATEに関するIEC・IEEE国際標準の情報提供、ATE技術者の教育、将来動向を踏まえた開発手法の検討、老朽化したATEの延命・更新など、試験システムに関する知識と経験の共有にも取り組んでいます。
長年使用されてきた試験装置には、設備だけでなく、試験手順、判定基準、テストプログラム、測定データなど、多くの技術資産が蓄積されています。
SDKは、これらを単に新しい装置へ置き換えるのではなく、必要な技術資産を整理し、将来のシステムでも活用できる形へつなぐことを重視しています。
国際規格を理解するだけでは、実際のシステムを構築することはできません。一方で、個別の経験だけに依存したシステムでは、長期運用や将来の更新が難しくなります。
SDKの強みは、規格や技術動向を調査する視点と、試験・計測システムを実際に設計し、構築する現場の視点を併せ持っていることです。
規格、装置、ソフトウェア、試験要求仕様、運用方法を総合的に捉え、お客様の目的や既存資産に適した方法をご提案します。
試験システムの標準化、老朽化したATEの延命、テストプログラムの移植、試験要求仕様の整理、国際規格に関する情報収集などでお困りの際は、SDKへご相談ください。
既存のシステムと技術資産を生かしながら、将来の更新や拡張を見据えた解決策を、お客様とともに検討します。
OUR PRACTICAL SUPPORT
三協電精は、規格の調査だけで終わりません。ATEの設計・開発・運用で培った経験を生かし、試験要求の整理から既存資産の移行、技術継承まで、お客様の環境に合わせて支援します。
課題が明確になっていない段階からご相談いただけます。
IEC・IEEEをはじめとする関連規格や技術動向を調査し、お客様の製品・試験環境との関係を整理します。
製品仕様、試験項目、条件、規格値、判定基準を整理し、関係者が共通理解できる文書へまとめます。
保守終了部品や設備の状態を確認し、全面更新だけでなく、延命・部分更新を含めた現実的な方針を検討します。
既存のテストプログラム、試験要求仕様書、測定データを整理し、新しい装置や環境への移行を支援します。
測定器、ソフトウェア、インターフェースを含め、試験システム全体をどのように確認するか整理します。
ATE、試験要求、関連規格について、担当者教育や文書化を行い、属人化したノウハウの継承を支援します。
最初から全面更新を前提にせず、残せる技術やデータを見極めながら、目的に合った方法を一緒に検討します。
設備、課題、将来計画を
お聞きします。
仕様書、プログラム、データを
確認します。
延命、移行、更新の選択肢を
比較します。
導入から運用、技術継承まで
支援します。
「古いATEをいつまで使えるか」「何から整理すればよいか」
まだ答えが出ていない段階でも、現在の状況をお聞かせください。
標準化、老朽化したATEの延命、テストプログラムの移行など、まだ具体的な解決方法が決まっていなくても構いません。現在の設備とお困りごとを確認し、何から始めるべきか一緒に整理します。
規格番号や専門的な依頼内容が決まっていなくてもご相談いただけますお問い合わせ内容を確認後、担当者からご連絡します。相談事項が複数ある場合や、整理できていない場合も、そのままご記入ください。
お電話の際は「ホームページの標準化活動を見た」とお伝えください。